暫定球のボール番号を確認せずに打っちゃった!
■第1打目がOB方向へ・・・。あわてて暫定球を続けて3打、計4打のティーショットを打ちましたが、ボール地点へ行ってみると2球がセーフです。しかし、あわてていたため番号を確認しておらず、どれが何球目なのか確認できません。どうすれば!
□こたえ
1打罰でそのままプレー
「たぶんこれが1球目のはず・・・」なんてことは当然ながら許されません。「確認できないなら両方紛失球」という意見もありますが、このケースでは、ティーインググラウンドに戻って5打目を打たせるのはかわいそう、という公式の理念に基づき、セーフのボールが1球あればそのセーフの球を暫定球とします。2球がセーフだった場合は、どちらか打ちたいほうを選んで次は8打目となります。
◆1打目+OB1+暫1+OB2+暫2+暫3+公正1=7打
アドレスしたらボールが転がってOBに!
■ボール地点に到達すると、かろうじて斜面のOB寸前で止まっています。ラッキー!と思ったのもつかの間、アドレスしたらボールが動きだし、転がってOBに入ってしまいました!どうしよう
□こたえ
1打罰でリプレース
アドレス後にボールが動いたことで1打罰を受けますが、OBに入った罰はつきません。ボールをリプレースしてプレーを続けましょう。芝が薄くなった冬場などは要注意です。また、アドレス前に動き出してOBに入った場合は、あるがままでOBとなります。
からぶりしたクラブの戻りでボールをはじき、OBに入っちゃった!
■OBラインが迫る緊張感の中でショットした結果はからぶり。しかも、戻ってきたクラブがボールをはじいてOBに入ってしまいました!どうすれば?
□こたえ
1打罰でリプレース
ストロークは打つ意思をもってスイングすることです。後方へのスイングはストロークではありませんが、からぶりはストロークで通常の1打です。その戻りのクラブでボールを動かしたことで1打罰を受けます。OBに入ったことは関係なく、そのボールはリプレースします。
ボールが防護ネットに止まってる!
■ボール落下地点に近づいてみると、OB区域にボールが出ないように張られた防護ネットにボールが止まっています。さあどうする?
□こたえ
無罰で救済のドロップ
OB杭の内側の防護ネットにボールが止まったときは、動かせない障害物の救済が受けられます。救済のニヤレストポイントを決めて、罰なしにボールを拾い上げ、1クラブレングス以内で、ホールに近づかず、その障害を避けられ、グリーン上やハザード内でないところで、救済を受けるボールに最も近い地点にドロップしましょう。
なお、防護ネットの内側にOB杭があるときはOBの処置となります。
OBラインギリギリセーフ!でもスタンスがカート道路にかかる!
■ボールを確かめると、OBラインぎりぎりではあるもののかろうじてセーフ。でもOBフェンスが近くてスペースがなくスイングできそうにない。しかもスタンスがカート道路にかかっている。どうしよう?
□こたえ
無罰で救済のドロップ
OB杭の外側に張られた金網は防護ネットではなくOBラインです。OB境界フェンスは固定物であり、障害物ではないので救済は受けられません。普通ならあるがままかアンプレヤブルの処置となりますが、たまたまスタンスがカート道路にかかっています。カート道路は動かせない障害物なので救済が受けられます。カート道路の反対側にニヤレストポイントを決め、罰なしにボールを拾い上げ、1クラブレングスいないにホールに近づかない地点にドロップすることができます。